Unlock
厳しい、かなり厳しい。
永遠に同じ場所をグルグル回り続けている。
解答は既に手にしているはずなのだが「解答を手にしている」ということ自体が「いつでも解けるので今動く必要がない」という足枷になっている。
解答を手に出来ないほどの愚かさか、解答をすぐに行動へと変換できるフットワークが欲しい。
本当にこればかりは気持ちの問題なのでどうしようもない、助けてくれエチゾラム。
残業後、行きつけのラーメン屋で流れていたBUMPの天体観測を聞き、激エモくなって帰宅しプラチナスターズの特典タペストリーを眺めながら「自殺したアイツも部屋にアイマスのタペストリー貼ってたなあ…」なんてことを考え続けていたら1日が終わった。
タペストリー上の天海春香はいつも同じ笑顔で、いつも同じ輝きを放っている。
彼女たちは、例えこの部屋で俺が首を吊ろうとも、同じ笑顔で、同じ輝きで、劣化することなく、この部屋を照らし続けるのだろう。
その残酷で永遠で超然な無機質は、死そのものだ。
といった感じでファッション鬱病思考をこじらせていたら、唐突な目眩が訪れた。
まず訪れたのは全身を包む熱気、続いて耳にはノイズじみた波の音、そして最後に開けてゆく視界に投影される果てまで続く蒼。
「海じゃん…?」
そうだ、俺は今なぜか沿岸の道路の上に立っている。
俺は真上で輝く真夏の太陽と、足元の熱されたアスファルトからのダブル熱射から逃れられようと、目の前の堤防を登った。
腰ほどの高さの堤防を乗り越えた先には白い砂浜が広がり、更にその先は真っ青な海が広がっている。
「海だよなあ…?」
前方はどう見ても海なので、どうしようもなく後方を振り返る。
小中学生くらいの背丈の少女と目が合う。
「ぁ……」
少女は虫が囀るような小さな悲鳴を上げ、その場で縮こまった。
「黒澤ルビィちゃんじゃん!?」
俺は雄叫びを上げる、何故ならば彼女は黒澤ルビィだからだ。
ウエストにリボンの意匠を施した白色のワンピースとつば広の真っ白な帽子が大変処女性を主張しており大変可愛らしい。
これは俺の知っている黒澤ルビィの理想像と完全に一致する。
つまり、最高ってワケだ。
「俺はオタクだから詳しい!?どうやらこれが異世界転生ってやつらしいぜ!?」
最高なので思わず叫ぶ。
「人生に完全勝利しちまった……!後はどうやって適当に暮らしてもラブライブ!サンシャイン!!のモブ程度になれる………!」
さらに叫ぶ。
「そうだ、とりあえず目の前の黒澤ルビィを犯そう!何故ならば俺はアニメキャラとえっちなことがしたいから!!!!」
「アニメの世界に人権はない!!!」
「チンポが立てばそれで勝ち!!!後は無理矢理ビーチの岩陰などに連れ込み犯すだけだ!?」
さらに叫ぶ。
「アニメとかいうの簡単すぎるな!?!?」
そして叫ぶ叫ぶ叫ぶ叫ぶ、俺は叫ぶ、何故ならば異世界転生を果たした俺は世界の外側の存在であるので倫理的な振る舞いをする必要がないからである。
俺は倫理から解き放たれ一匹の"獣"と化し、全力で黒澤ルビィを捕獲しようと飛びかかる。
黒澤ルビィは全力で俺から逃げるが関係ない。
俺は23歳の男だ、女子高生如きにかけっこで負ける道理がない。
なんなら異世界転生とかしたし特殊能力とか使える。
試してないが多分出来る。
「クハハハ!!!!ほらな!!!!」
黒澤ルビィを”捉える”という気持ちを雑に右手に込めるだけで容易くそれは達成された。
「ぴぎゃっ!」
黒澤ルビィは動画を一時停止をしたかのように、全力疾走の格好のまま、宙に停止した。
「ああ…脳が蕩けそうなこのボイス…たまんねえよなあ…黒澤ルビィ………?」
小動物の断末魔のようなその悲鳴が俺を更に昂ぶらせる、俺は無敵だ。
「これから黒澤ルビィちゃんにえっちなことをします。何故ならば俺は無敵なので」
激キッショい醜悪オタクスマイルに黒澤ルビィも思わず泣き出す、とても可愛いしえっちだ。
俺はまず黒澤ルビィの髪の毛に触れようと思った、俺はモテる男だから詳しいが女の子はナデナデされるのに弱いので撫でれば一発で俺のことを好きになり、おちんぽが欲しくてたまらなくなるからだ、Yesロジカルシンキング。
だが、黒澤ルビィに触れようとしたその瞬間、また目眩がやってきた。
「マジかよ………もうおしまいかよ…”足りなかった”か……?」
…
……
………
机に散乱する飲みかけの薬たち、雑多に積み上げられた漫画たち、やかましくVOCALOIDのPVを再生し続けるYOUTUBE、無音で劇場版ラブライブをリピートし続けるPS4、そしてプラチナスターズの特典タペストリー。
間違いなく俺の家だ。ソファで寝てたらしい。
そして、酷い夢を見ていたっぽい。
夢には深層意識が影響すると言われているが、俺にはノストラダスの予言を読み解くが如く雑に夢をこじつける程度の分析しかできない。
しかし現代のフロイトであるところの俺が「今の俺には黒澤ルビィちゃんとイチャイチャしてえ」という真相意識がありますと決めつけてくれたので「そうにゃんか〜」って言った。散文的に笑いながら。
明日は金曜日、その次はラブライブ!サンシャイン!!、やっていくだけだ。
タペストリーの中の死にはまだ遠い、ならばやっていくしかない。
やっていくしか、ないんだよ………
もう何もかもがめちゃくちゃだ………
↓↓↓ここからスタート↓↓↓
もう何とでも言え、俺も何とでも言わせてもらう。
全ての「やりたい・なりたい」は全ての「やりたくない・なりたくない」のためにある。
俺が賢くなったから気づいたのか、かつての「やりたい・なりたい」が本物だったのかはわからないが、結局は今の存在と行動だけが証明だ。
俺は夢を持たず生きる意味のないクソFAKE野郎だ、例え口先が何かを語っていようともそれは自分の嫌なこと全てから逃避するための手段に過ぎなかった。
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑などといった文章を書いていたのだが↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
「じゃあマジで夢ねえのかよ?人生に楽しいことマジであらずか?w」と総ツッコミを自分から受けてしまった……
なのでいっしょうけんめい考えました
そうしたら僕は最近シャドバをめっちゃ楽しんでることに気付きました。
そうやってカードゲームでアド稼ぎばっかり考えてるから、人生にアドを発生させられない趣味は無意味だと勝手に虚無ってただけでした。
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑って思ったが…?↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
「シャドバも所詮、背後からやってくる時間という概念が怖くて逃避してただけだろクソFAKE」などと思った。
「何もしたくない」をしたいってのが一番しっくりくる。
死体になれば手っ取り早く「何もしたくない」を達成できるっぽいが、一番しっくりくる一番したいものが人生の一番最後に訪れる死の恐怖によって阻害されているので皮肉い。
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑躁鬱反転↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「何が『何もしたくないけど死を恐れているから何かしちゃうの悩みだわw』だ、馬鹿じゃねえの?てめえは手の届く程度の雑草でも食って朽ち果ててろ、俺は人を踏み台にしてでもあの金のリンゴに手を伸ばしてやる。
お前の言ってることはいつも正しいが、お前の中だけでしか通用しない。
だから、否定を恐れて世界を広げることを踏みとどまっている、たかが23年で全てだと慢心しきってる、雑魚か???????
『結局どこまで行っても満たされることがないから行動は無駄』???????は???????じゃあなんでお前は今すぐ自殺しねえんだ???????
自殺しないように理論武装を用意してるからだろ?俺はその理論武装を強化しろって言ってんだよ。そんな日々ギリギリ生存達成出来る程度の武装で生きようとするんじゃねえ、マジでこの先2秒で死ぬぞ?
なあ?そんなに汚く生きたかったら自己だけで高めた自己肯定に無理があることにいい加減気付こうぜ?
次の瞬間には「まあ、こういう記事書いたし”わかってる”から許して?」なんて言うんだろ?
殺せよ、自分を甘やかす自分を。
それは自己肯定じゃなくて自己諦観だろ?
世界は自分の観測によって自分の中に構築されていくものなのに、肝心の自分に期待できない奴が自分以外の世界に期待できるか?
わかったら『悪いのは俺じゃなくて世界の方だ!』なんて順序関係が破綻した論理ブチ撒いてオラつくののやめろ。
思いだせ、間違いなく輝いていた日々を。
そして火を灯せ、乾燥しきった魂に!
さあ準備は整った!お前は今から何をしたい!?
叫べよ!!存在を!!!
爆ぜろ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓今回のブログの落ちです↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「俺は…俺は……今日はブログ一本書いたしこのまま寝たい………」
オチがついて落ち着いたwってことですね。
厳しい…………………………。
【ことうみSS】クリアレイン
※諸注意
穂乃果が死んでる、ことうみ百合、ノンスマイル
〜〜〜〜〜〜~~〜〜〜〜〜〜〜〜〜
何日も振り続ける雨は、世界からあらゆる色を洗い流してしまったかのようであった。
果てまで広がる雲に街は覆われ、道を行く人々はみなうつむき気味に傘に隠れるようにして何処かを早足で目指している。
街の外れに存在する墓地は、こんな雨が続く日に訪れる人間はいないようで、墓地を取り囲む木々は雨粒の重さに枝を垂らして沈黙し、等間隔に並んだ無機質な墓石たちは冷たい雨に打たれ続けていた。
その墓地に、黒い傘を差した少女「園田海未」がノイズじみた雨音に混じるように現れた。
黒のワンピースで身を隠した彼女は、湿った長い黒髪が目にかかっているのも気にせず、ゆっくりとぎこちなく夢遊病患者のように墓石の隙間をすり抜けていく。
そして彼女は”高坂家先祖代々之墓”と刻まれた墓の前で足を止めた。
その墓には、つい最近に備えられたと思われる9色で彩られた花束が添えられていた。
それは、今日の悪天候の中でもはっきりと輪郭を持ち、仄かに光を帯びているように感じられた。
園田海未は悲しみとも怒りともわからない無表情で墓石と向き合った。
「ほの……か……」
長い沈黙の後、彼女はその三文字を呟いた。
高坂穂乃果、2ヶ月前に事故で亡くなった彼女の幼馴染の名だ。
高坂穂乃果は真夏の太陽のような少女で、全てを勢いだけで輝かせてしまうような存在であった。
園田海未にとって、高坂穂乃果と一緒に見る世界は何でもないことだろうとキラキラと輝き、何処へだって飛び立てる、そんな奇跡を錯覚させてくれる存在であった。そんな彼女のことが大好きだった。
しかし、その錯覚を得る機会はもう失われてしまった。
「……ほのか…」
認めたくないとばかりにもう一度、過去に埋葬されたその名を小さく呟く。
しかしその声は、誰にも届くことなく雨に混じり足元の泥に溶けていった。
雨霧で曇る視界は銀幕に投影された偽物の光景のようで、傘の内に小さく収まる園田海未の孤独だけが本物であるということを強調していた。
彼女は傘の向こう側へと手を伸ばし、墓石を指でそっと撫でた。
指先には染みるような冷たい死の温度だけが残った。
雨音のノイズは終わることなく残響し続ける。
園田海未が高坂穂乃果の墓を訪れたのは今日が初めてのことであった。
ここを訪れてしまったら最期、本当の意味で高坂穂乃果の死を認めなければならないようでずっと避けていた。
彼女の高坂穂乃果と過ごした10数年は間違いなく本物で、あまりにも輝いていた。そして、それを永遠だと信じてしまっていたくらいに園田海未は純粋であった。
そんな永遠の終わりを目の前の無機質な石塊如きが証明する、それが恐ろしかった。
「穂乃果……貴女に雨は似合いませんね……」
彼女は何かに祈るように、そして自分に言い聞かせるように高坂穂乃果の名を再度呟いた。
そして自分が濡れるのも構わず、自らの傘を穂乃果の墓石に被せ、墓石に向かって手を合わせた。
「結局、私だけでは変わることも変えることもできなかった……私は今までずっとあなたに甘えていただけだった……」
雨に打たれながら、彼女はそう呟いた。
「海未ちゃん……来てくれたんだね………」
雨音の中から、聞こえるはずのない優しい声が聞こえた。
驚きに園田海未が振り返ると、この灰色の世界に不釣り合いな白と水色のカラフルな水玉模様の傘を差した少女が立っていた。
「ことり……」
意外な来客に園田海未は目を丸くして驚いた。
「このお花はね、μ’sをイメージして花陽ちゃんがアレンジしてくれたの」
南ことりは園田海未の驚きに気づかない振りをして、かつてと同じように陽だまりのような優しい声色でそう語った。
「それと、雨の日に傘を差さないなんて風邪をひいちゃいますよ」
南ことりはそう言って半ば強引に園田海未の腕を引っ張り、自らの傘の内にすっかりずぶ濡れとなった園田海未を招き入れた。
「雨、止みそうにないね」
一向に黙ったままの園田海未の沈黙を誤魔化すかのように、南ことりは傘からはみ出た右肩を濡らしながら呟いた。
「ごめんなさい……」
「海未ちゃんが謝ることはないよ、それに相合傘ってちょっとドキドキするよね」
柔らかに南ことりは笑った。
「そうじゃないんです……この2ヶ月間ずっと私は……穂乃果のことから逃げてたんです………今までずっと追いかけてた穂乃果が追いつけない場所に行ってしまったというだけで穂乃果から逃げ出してしまった自分が情けなくて……きちんと穂乃果の死と向きあえていないことが許せなくて………」
すすり泣きながら園田海未はそう言った。
「海未ちゃん………。仕方ないよ……だって私たちはずっと一緒だったんだから……」
南ことりは白いバッグからハンドタオルを取り出し、園田海未の濡れた髪を撫でるように水滴を取り除いていくらら
「だからね、海未ちゃんが今日こうやって穂乃果ちゃんのところに戻ってきてくれて私は嬉しいの」
「それとね、穂乃果ちゃんが教えてくれたの『立ち止まってるだけじゃ見える景色は変わらない』って……海未ちゃんは今日最初の一歩を踏み出せた、だから全部が元通りとはいかなくてもまた昔みたいにキラキラした世界を見つけることが出来ると思うの……」
南ことりは足元で跳ねる泥を目で追いながら淡々と、そう言葉を紡いだ。
「元通り…?穂乃果はもういないのに…!?」
園田海未は声を荒げた。
「まだ海未ちゃんと私は生きてる、それに他のμ'sのメンバーだって……」
今にも泣きそうな顔で南ことりが小さく笑った。
その瞬間に、園田海未は自分は何と卑しい人間なのかと内省した。
高坂穂乃果の死に傷ついているのは自分だけではない。各々が各々の方法で折り合いを付けようとしているのだ。
だというのに自分だけが答えを見つけられないまま、過去に縋って進めずにいる。
それを変えるために今日この場所を訪れたというのに、軽率で鋭利な言葉で未来に進もうとしている南ことりを傷つけてしまった。
「ごめんなさい……」
「大丈夫だよ…海未ちゃんは何も悪く無いよ……」
園田海未は、南ことりは自己犠牲という残酷すぎる優しさを保有した人間であったということを思い出した。そして、自分はまたその優しさに溺れてしまうとしている。
またことりだけが全てを背負おうとしている、それだけは避けなければならない。
「こと…
「海未ちゃん……このままだと風邪を引いちゃうよ。一旦家に帰ろう?」
南ことりの言葉の方が早かった。
園田海未は改めて自分の姿を確認すると、頭から足先までびしょ濡れであった。
「……そうですね」
「……話したいこともお互い沢山あるでしょうから、まずは家に戻りましょう」
二人は穂乃果の眠る墓石に向かって手を合わせ、墓石に被せた傘はそのままに、二人は墓地を出て行った。
Ending is Ending
就活期に書いたと思われる、本来ブログの一本目に使われるはずだった文章が発掘されましたので投下しておきます。
〜〜〜〜〜〜〜投下〜〜〜〜〜〜〜
どうも、お久しぶりです。闇羽龗神です。
またか……と思うかもしれませんが、そのとおりです「また」です。
まあ懲りずに付き合ってください。
そもそも前回はブログに書くネタがなくなって激寒い小説なんぞを書き始めたのが悪いんです。承認欲求とかいう難儀な病と、行動しなければあっという間に人は死ぬという恐怖を併発した結果がアレなんです。本来ブログなんて更新されない方がいいんですよ。ツイッターに書き込む程度の取り立てることのない日常を送ってたほうがいいんですよ!
…
………
まあ、言い訳はこの程度に致しまして本編に入りましょう。
今回のブログはそのまんま「日記」です、備忘録的に日々の雑感をメモってきます。
記念すべき第一回ですけど○職○動の話をさせてもらっていいすかね、あんまり面白い話じゃないと思うんすけどまあ「日記」なんで………(今回のブログは前回みたいに日常を見栄え良く書こう!という努力は一切しないし小説なんかを書いたりも絶対しないんでヨロ)
就職活動、ざっくり言って「働きたくねえ」の一言に尽きますね。
ここで今回のブログの内容の9割は終了なんすけど、残りの1割は何で働きたくねえかって話ですよね。
遡ると物心ついた頃にはもう引きこもり体質が身についてた気がしますね、外で遊ぶよりは本読んだりレゴ組み立てたりゲームするほうが好きだったし、運動神経も下の上って感じでかくれんぼ以外の外遊びは基本的に嫌いでしたね。
んで、らき☆すたというイニシエーションを経て当然のごとくオタクへと進化して今に至るって感じなんすけど、今の性格を定めたのが高校時代で具体的に拗らせたのが大学生活なんじゃねえのかなあと思います。
高校時代、色々云々は省いて結論だけ言うと人間が嫌いになってグノーシス主義に傾倒したって感じすかね。
大学時代は、それらを現実に否定されたり拗らせたりした結果「若いうちは最悪の場合でも若いというアドがあるから『精神世界サイコー!他者こわい!』してても大丈夫だけど、老いっていうリミットが次々とお前の余裕をなくして精神世界すらも破壊していくぞ」となって「積極的に生きたくないけど死にたくもねえのでそこそこ現実も頑張ります……必要とあらば他者とコミュニケーションする道化にもなります………」になりましたね。
個々のエピソードも相当数あるんすけど今回は就○活○の話がメインなんで次行きます。
当たり前の話なんですけど、どの企業も現実を頑張る少年少女を求めているようで僕のような面接対策を当日にカラオケボックスでやったりグループディスカッション遅刻するような奴は容赦なく落としてきます。見せかけのやる気でも出せる奴の方が偉いのはわかるけど、本当に働きたい人間なんて1%もいないと思うんで勘弁して欲しいです、マジ。
グループディスカッションとかいうのが特に怖かったすね、どいつもこいつも満面の笑みで心にもない賛辞を投げ合って最後に「最高のチームでしたね!」って言い合うんすよ、人間とかいうのこわすぎる……………遅刻した企業のディスカッションとかどうせ落ちるだろうし人事共に「一生学芸会ごっこしてろフェイク野郎共!!!!!!!」って言ってそのまま立ち去ろうかと思いましたね。流石にやってないすけど……
コミュニケーション重視ってのも個々の人間で出来ることなんて余程有能な奴じゃなきゃたかが知れてるし、かといってチーム組んでも協調性なかったり現実にやる気ない人間がいたら全体で士気が出ねえから「現実を頑張ってます!人間との会話ダイスキ!」って人間を優先して御社が雇いたがるってのもわかるんすけど…わかるんすけど…………マジでさあ………………
孤独なダンスホール
今日は、高坂穂乃果の誕生日だ。
先月の俺の誕生日なんかよりよっぽどめでたさがあった気がする。
平日なので普通に業務はあったが、自分の好きな娘がみんなから祝福されているのを見るのは精神に良いので良い。
そして俺は相変わらずだ。
個人輸入した薬をガリガリ食べながら、平日にガリガリ削れた精神を全力で回復させようとソファに沈んでいる。
ポケモンGOがとうとう配信され、楽しみにしていたはずだが何となくやる気が出ずダメだった、プラチナスターズも楽しみにしていたが未だにプレステ4を買っていないのでプレイしていない。体重も3キロ落ちた、確実にやつれてきている。
そんな中で、また絵を描くようになった。
死蔵されていたペンタブを引っ張り出し、クリスタを購入し自分に絶望したり自分を激励したりクソ感情をむき出してアニメキャラクターの絵を描いている。
砂漠に水を撒くように永遠に満たされない行為だが、楽しくはある。
今まで人生の中で、何回も下手な絵に絶望してペンを投げてきたが何のかんの絵を描くことは嫌いではないらしい。
今回、またペンを握れたのはスクフェスの小悪魔穂乃果があまりにも可愛く、あまりにもえっちだったという要因がデカイ。
俺は家賃分スクフェスに課金し、穂乃果以外の小悪魔μ'sを揃えることに成功した。スクフェスはそれ以降やってない。
そして、ペンを今のところ握り続けていられるのにとある友人の存在もある。
今の"体重が削れるほどに絶望した生活の中で唯一絵を描くことだけで世界に立ち向かえた"というスタイルはその友人の就活期とかなり似通っているので俺も来年には神絵師になっているという無根拠な勇気が出る、ありがてえ、そこで待ってな、すぐに追いつく。
線画交換企画を持ち込んでくれたのもありがたかった。クソ遅筆な上にショボい線画を美麗に完成させてくれたことにこの場を借りて感謝したい。
何か感謝ばかりを述べてると自殺する準備を整えてる人間の文章っぽくなるので、話題を変える。
俺は高坂穂乃果が好きだ。
高坂穂乃果の子供のようにコロコロと変わる正直な表情が好きだ。
高坂穂乃果の不安を全て吹き飛ばして、全てを大丈夫だと思わせてくれる太陽のような笑顔が好きだ。
過去も未来も考えず、全力で目の前のことだけを駆けていく高坂穂乃果が好きだ。
少女漫画が部屋に並べられていたり、カバンに謎のマスコットを付けていたりと普通に少女趣味なところも良い。
もちろんスクールアイドルをしているときの高坂穂乃果も大好きだ。
彼女がメロディを口ずさむたび、ステップを踏むたび、髪を揺らすたび、俺は「ヴォイ!」と叫びながら多動を開始する。最高。
アニメキャラに激ラブを注ぐ行為は自己願望をアニメキャラという関数を通して返り値を得てるだけの行為なのかもしれない。
だがそれで構わない、俺はこの幻想を間違いなく愛している。
ありがとう高坂穂乃果、出会えてよかった。今まで見てきたアニメキャラたちのように、いつか僕は君を忘れてしまうかもしれない。
だけどそれは君のことを必要としなくても、しっかりと前に進めるだけの力を君から得られた証拠なのだ。
だから、勝手な願いだがその日が来るまではどうか俺に寄り添って居てくれないだろうか?
…あぁ………高坂穂乃果…………輝かしきその存在がどうか永遠でありますように………
俺は踊り続けている……孤独なダンスホールで………
最高の夏にしようぜ
意味わからん、もう7月なんだが。
尋常じゃないスピードで時間が進んでいる、いや俺が停滞しているだけなのかもしれないが。
何はともあれ夏だ、最高の夏にしなくてはいけない。
日本国憲法にも「ジャパニーズピーポー、夏は最高にしようぜ?」みたいなことがどっかに書いてあったしな。
わかるかオタクども?クーラー全開にした部屋でアイス食って「文明最高!夏最高!」とか金で買える程度の幸福に満足してる場合じゃねえ”最高”にするんだよ。
というワケで、この一ヶ月にジャスコで買った白い自転車でサイクリングしてみたり、大須のボルダリングジムに行ったり、ペンタブ引っ張りだしてみたり、手とキッチンを発泡ウレタンまみれにしたり(未だに取れない)と労働の合間合間に様々なアクティビティを頑張ってみたが、色々なことをやればやるほどに心に潜むネガティブの怪物が「気合入れないと行動を起こせないような行為がお前の”本当”になりうるのか?」と問いかけてくるので大変厳しい。
その後、お手軽に”本当”を手に入れられるかもしれないという期待を込め、幾つか薬を個人輸入してみた。
それで、クーラー全開にした部屋でエチゾラム飲んでそのまま爆睡するなどした。
俺は体を冷やし体調をガチ崩壊させた、がバファリンを飲んだら何とかなった。
優しさは最高。世界も半分とは言わずとも4分の1くらいは優しさで出来て欲しい、切実に頼む。
そんな感じの最近です。
仕事の方はつまらなくは無いですが楽しいものではないです。
拘束時間の長さだけはどうにかしてほしい。
近年色々騒がれてるせいで労働時間に関するコンプラはどの業界も厳しくなっているがそれでもまだ不十分だと感じる。
イレギュラーな不具合の発生を前提としたSEという職業では、残業を0にするというのはなかなか難しい話ではあるが、休日をくれ。
土日水の3日を休みにできれば労働によるストレスは半分以下に抑えられる気がする。
てか、何なら29億年くらい俺に有給をくれたっていい。
日本国憲法にも「有給はガチ健康」みたいなこと書いてあったしな。
…
………
…………死にてえ。
ラブライブサンシャインとプラチナスターズに全てを賭けていけ。
完。
死体同棲百合を書きたかった(前編)
〜前書き(本編と関係ないので読まなくていい)〜
朝目覚めたら携帯のメモ帳に「死体同棲百合」とだけ記されていた。
記憶は無いが、アルコールの中に視た幻覚を何とか現世に繋ぎ止めようとした結果だろう。
とりあえず、深く考えるのは置いておいてふじえるに「ふじえるP(死体)と同棲する輿水幸子(生存)」とお題を空中リプライしたらエゴサで拾ってきた上に書き上げてきやがった(リンク)。
そういう経緯があって俺も「死体同棲百合」というパワーワードについて考えてきたので発表します(前置きが長い)
追伸
タイトルに前編って付いてるので多分エタリます。
追々伸
昔インターネットで読んだとある小説っぽい感じに記憶を頼りに書いた結果、後から見なおしたらそれと全く同じ構成をしていることに気づいてしまったので皆様は元ネタに気づいても黙っててください………
追々々伸
エタりました。
~~~ここから本文だよ~~~
突然こんなことを言うと「頭がおかしい」と思われるのだろうが、私は”死体”と暮らしている。
こうやって言葉にしてみると自分でもおかしいと思うが、間違いのないことなのでどうしようもない。
私が”彼女”と出会ったのは初夏のとある週末のこと、仕事後の最悪な飲み会を終え家路を目指している途中のことであった。
若手社員からオッサン職員まで全く男というのは本当に醜い。これだけセクハラだのアルハラだの世間では騒がれているのに、逆にそれを利用してハラスメントとならないようなギリギリの行為をいかに上手くできるかというゲームをして楽しんでいるようなフシすらある。
そういったシモネタが縦の関係でも簡単に成り立つコミュニケーションだということは理解できるが、私は渦中で祭り上げられながらもそれに参加することはできず、愛想よく笑いつつも隙あらば私に構ってくるギラついた性欲に襲われないようにしなければならないという、全く楽しくないゲームを強いられている。
いっそノッてしまえばそこそこ楽しめかもしれないのだろうが、今後もそういったキャラを求められるのはかなり苦痛なのでやはり今のスタンスが正解なのだろう、たぶん。
そもそも会社の飲み会に参加しなければいいだけの話ではあるが、毎日顔を突き合わせる人間たちと距離を置きつつも日々の業務を上手くやるといった器用な立ち回りができる能力が私には備わっていないのはわかっているので、仕方なくここで平和な職場作りというものに投資をしている。ここにいるのは嫌いな人間ばかりだが嫌われるのは嫌だと思っている。
そんなこんなで自問自答を繰り返している内に1次会はお開きの時間となり、完全に出来上がった若い社員の男女集団が2次会の話をし始めたが、私は「帰りが遅いと彼氏に怒られちゃうんで帰ります~」という必殺の常套句を切り出し「えーっ」などと本気なのか建前なのかわからない残念がる声を背に会場をを脱出することに成功した。まあ、当然私に彼氏などいないのだが。
帰宅途中、流石に酒やら何やらを色々飲み食いしていたため高揚していたのか、ふと「ブランコに乗りたい」という衝動に駆られ、家の近くにあるところどころペンキの剥げたブランコと鉄棒、それにベンチが2つ程揃えられた最低限公園と呼べるような場所にやってきた。
昼間は近所の親子連れがそこそこいる印象だが、流石にこの時間ともなると誰も居ないようだ。
改めて周囲を確認し人がいないことを確認すると、私は公園内に入りまっすぐ歩きブランコの前に立った。
ブランコに乗るなど何年ぶりだろうか、かつての記憶よりブランコが一回り小さく見える気がする。
私は、錆でざらつく冷たい鎖につかまり、足場に上り窮屈なヒールを地面に脱ぎ捨てた。
そして、私は記憶を頼りに足に力を込めてブランコを揺らし始めた。
意外にもブランコは記憶通りに簡単に揺れ始めた、そのまま漕いでいくほどに初夏の風が私の髪を揺らし肩口を撫で、若干汗ばんだ肌に心地良い。
さらに強く漕いでいくと、体は加速していき重力から解き放たれ自由になっていく。
揺れの頂点の瞬間には星が見えた、このまま漕ぎ続ければ星に届くのではないかと錯覚すらさせた。
端的に言えばあまりにも楽しかった。子供用の遊具でここまで楽しくなれるとは思っていなかった。
私は更に強く漕いだ。地面と星空が視界で交互に揺れ、手に握った鎖はギシギシと音を立て始める。
揺れの頂点で鎖がほぼ水平になるころ、何を思ったのか私は星空に右手を伸ばしてみた。
その瞬間バランスを崩したブランコが暴れだし、私は星を掴むことなく宙に投げ出された。
私は宙でもがきながら、生命の危険の瞬間に訪れるスローモーションを存分に利用して後悔と反省をしている内に見事地面に叩き落とされた。
全身を強打したものの、慣性を残したブランコに脳天をぶち抜かれることもなく運良く怪我なく済んだようだった。
「いたた…」と愚痴りながら立ち上がり、スーツについた砂を払いヒールを拾い上げると、少しだけ笑っている自分に気がついた。
「たまにはこういうのも悪くないかも……」と呟き、痛みが引くまでブランコに座って軽く揺られた後、改めて家路を目指すことにした。
……のだが。
人がいないと思っていたはずの公園に予想外の来客がいることに気づいてしまった。
いや、暗くてそれはよく見えないので見間違いであるのかもしれないが、入口の真横にある入ってくる時には死角であった場所のベンチに横たわった人影のようなものが見えた。
公園のベンチで寝て夜を過ごすような人間が善人である可能性は著しく低いが、横を通らなければ外に出ることは出来ないし、それは小柄な人影であったので、最悪襲われても何とかなるだろうという思いと少しの好奇心からゆっくり慎重に近づいた。
ーーー時間が停止する感覚。
そこには天使がいた。
公園の弱い光の中ですら輝く腰まで伸びた透き通るような金髪。キメの細かく汚れの無い月光のような白い肌。幼いが整った顔立ち。
人影は白いワンピースを着た中学生くらいと思われる少女だった。
少女は、天使と呼べるほどに完璧だった。
いや、だが本当に天使であるならば小汚い公園のベンチに存在していいわけがないだろう。
私は少女に「キミ、起きて」声をかけた。
反応はない、深く眠っているようだった。
それにしても、美しい。この世のありとあらゆる穢れを取り払い固めたらこのような少女が生まれるのだろうか。
しばし、見つめても反応がないのでもう一度声をかけた。
だが相変わらず、反応が全く無いため腕を軽く突っつき起こそうとした。
「ッ!?」
驚いたのは私の方であった、少女の腕は確かに人間らしい弾力を保有していたものの、おおよそ生物とは思えない、まるで”死体”であるかのような温度であった。
そして、少女は突っつかれてもピクリとも動かない。
私は恐る恐る、嫌な予感を胸に少女の冷たい頬に手を当て呼吸を確かめた。直感は色濃く確信へと変わった。
震える手でスマートフォンを取り出し、何とか110と119をコールすると「すぐ向かうので10分ほど待っててください」とのことだった。
そうして10分間、公園に私と少女の死体が取り残されることになった。
この場を今すぐ逃げ出してしまいたかったがそうもいかない、なるべく少女から目を反らし時間を待つことにした。
「しかし何故…」
1分も立たずに興味が思わず口をついてしまった、こんな近所のちびっこだけしか来ないような公園にこの辺りで全く見かけない(この辺りどころか世界中探しても見かけない)ような少女が死体になっている。
思えば外傷などもなかったような気がする、ますますわからない。
私は思わず、少女の方を向いてしまった。
少女は先程と全く変わらない格好で死んでいた。
いや、そもそも死んでいるのだろうか。
少女を死んでると認めるにはあまりにも美しすぎた。
記憶が定かならば、元は人間とはいえ死体は所詮肉塊なので凄まじいスピードで腐っていくらしい。が、少女にはそのような腐敗は見られなかった。
風が吹く度にさらさらと彼女の髪は揺れた、それだけでも彼女に表情というものが現れているようで、死んでいるという事実が薄れていくようだった。
彼女はこれからどうなるのだろうか。もし本当に死んでいるとするならば死体は警察に引き取られてしまうのだろうか。
最後に、私はどうなる?この場合第一発見者として色々取り調べを受けることになるのか…?面倒なのでは…?
…
………
…………
「私…今日はどうかしてる…!」
少女の死体は私の部屋に運び込まれていた。
警察と救急には大変申し訳無さそうに「勘違いだった」と謝罪をした。かなり怒られたが実際はもっと悪いことをしているので逆に「してやった」という気持ちが強かった。
何故、ここまでして彼女を欲しいと思ったのかと聞かれたらただ少女が美しかったからとしか答えようがない。
思えば24年間色恋沙汰と無縁であったし、案外実はアッチの気があったのかもしれない。
まあ、そんなのはどうでもいい。
結局何もわからなかったが、彼女は私のモノとなった。これは事実だ。
彼女をソファになるべく楽な姿勢になるように安置させた、肉体は相変わらず冷たかったがそれでも腐敗したような匂いは一切なかった。
これまた、唐突な思いつきなのだが彼女にキスをしてみた。お伽話でよくある復活の魔法だ。
だが、彼女は目を閉じたまま無表情で何も起きない。
何故かその無感情さが私を妙に興奮させた、私は彼女のワンピースの肩紐をずらし肩を露出させた。
私は、
~~~本文ここまで~~~
飽きた、飽きすぎて秋田県になった。
どっちかてーと後編の方が書きたかった内容が多いのでたぶんエタらない、たぶんな。