DARKGNOSIS

140字に断絶した世界を繋ぎ直す

孤独なダンスホール

今日は、高坂穂乃果の誕生日だ。

先月の俺の誕生日なんかよりよっぽどめでたさがあった気がする。

平日なので普通に業務はあったが、自分の好きな娘がみんなから祝福されているのを見るのは精神に良いので良い。

 

そして俺は相変わらずだ。

個人輸入した薬をガリガリ食べながら、平日にガリガリ削れた精神を全力で回復させようとソファに沈んでいる。

ポケモンGOがとうとう配信され、楽しみにしていたはずだが何となくやる気が出ずダメだった、プラチナスターズも楽しみにしていたが未だにプレステ4を買っていないのでプレイしていない。体重も3キロ落ちた、確実にやつれてきている。

そんな中で、また絵を描くようになった。

死蔵されていたペンタブを引っ張り出し、クリスタを購入し自分に絶望したり自分を激励したりクソ感情をむき出してアニメキャラクターの絵を描いている。

砂漠に水を撒くように永遠に満たされない行為だが、楽しくはある。

今まで人生の中で、何回も下手な絵に絶望してペンを投げてきたが何のかんの絵を描くことは嫌いではないらしい。

今回、またペンを握れたのはスクフェスの小悪魔穂乃果があまりにも可愛く、あまりにもえっちだったという要因がデカイ。

俺は家賃分スクフェスに課金し、穂乃果以外の小悪魔μ'sを揃えることに成功した。スクフェスはそれ以降やってない。

 

そして、ペンを今のところ握り続けていられるのにとある友人の存在もある。

今の"体重が削れるほどに絶望した生活の中で唯一絵を描くことだけで世界に立ち向かえた"というスタイルはその友人の就活期とかなり似通っているので俺も来年には神絵師になっているという無根拠な勇気が出る、ありがてえ、そこで待ってな、すぐに追いつく。

線画交換企画を持ち込んでくれたのもありがたかった。クソ遅筆な上にショボい線画を美麗に完成させてくれたことにこの場を借りて感謝したい。

 

何か感謝ばかりを述べてると自殺する準備を整えてる人間の文章っぽくなるので、話題を変える。

俺は高坂穂乃果が好きだ。

高坂穂乃果の子供のようにコロコロと変わる正直な表情が好きだ。

高坂穂乃果の不安を全て吹き飛ばして、全てを大丈夫だと思わせてくれる太陽のような笑顔が好きだ。

過去も未来も考えず、全力で目の前のことだけを駆けていく高坂穂乃果が好きだ。

少女漫画が部屋に並べられていたり、カバンに謎のマスコットを付けていたりと普通に少女趣味なところも良い。

もちろんスクールアイドルをしているときの高坂穂乃果も大好きだ。

彼女がメロディを口ずさむたび、ステップを踏むたび、髪を揺らすたび、俺は「ヴォイ!」と叫びながら多動を開始する。最高。

 

アニメキャラに激ラブを注ぐ行為は自己願望をアニメキャラという関数を通して返り値を得てるだけの行為なのかもしれない。

だがそれで構わない、俺はこの幻想を間違いなく愛している。

ありがとう高坂穂乃果、出会えてよかった。今まで見てきたアニメキャラたちのように、いつか僕は君を忘れてしまうかもしれない。

だけどそれは君のことを必要としなくても、しっかりと前に進めるだけの力を君から得られた証拠なのだ。

だから、勝手な願いだがその日が来るまではどうか俺に寄り添って居てくれないだろうか?

 

…あぁ………高坂穂乃果…………輝かしきその存在がどうか永遠でありますように………

 

俺は踊り続けている……孤独なダンスホールで………