DARKGNOSIS

140字に断絶した世界を繋ぎ直す

証言

天海春香の誕生日だ。

ここ最近はずっと「天海春香の誕生日に対して俺が出来ること」を考えていた。

現実に存在する対象ならば、プレゼントなどの物を与える行為が一般的だろうか。(キモオタクだからわからんが)

しかし、相手はキャラクターという形の無い概念であるため、物を与えるという行為は成立しない。受取人のいないプレゼントは空をすり抜け、虚に落ちる。

インターネットを見てみると、アニメキャラの誕生日には愛を叫んだり、感謝を述べたり、祭壇じみたディナーテーブルを生成したり、絵や文や音など創作をしたりするのが定石らしい。

自分の中に存在するはずの愛を何とか表現し、他人が承認することでその愛は認められるということだろうか。

現実相手なら愛を向ける対象そのものが承認してくれるのだが、それが出来ない我々オタク共の愛は大変つらい。

ここで穿った見方をせずに綺麗な言葉を使うならば、キャラクターの事を想い、祈りを捧げる時間を作るということが、形のない概念へ送ることのできる唯一のものである、と言えるだろうか。

 

まあ……

オタクの御託は置いといて、結論から言えば、僕は絵を描いてたワケなんですけど……

2ヶ月前くらいに「ペンタブ叩き割ったから俺は自由だ!」なんて言ってたけど、あれは嘘っぱちだったわけです。

自由、確かに「何かを成さなくてはならない」「何者かにならなくてはいけない」と言った焦燥感に似た邪念からは自由になれた。

しかし、それらを失った人生に広がっていたのは永遠に続く平坦という袋小路であり、なんとなくで続いていく退屈な日常だけであった。

以前に「間違いだった」と認めたものを何度何度も何度も何度も何度も覆すのはかなり苦しいが、広大な虚無の中に生きるよりはマシだ。

叫ばせてもらおうか…「クリスタ起動!!」

 

脱線。

 

まあ、天海春香のソロ曲を全部答えろと言われても知らないし、ゲームの方も春香ルートを全部クリアした作品はひとつもない、ついでに言えばミリオンもやってない。

こんなドFAKE尽くめで、ファンに何発殴られても文句が言えない立場ではあるものの、間違いなく言えることは、天海春香が好きで、絵を描くことも好きだったっていうシンプルな解答に今更ながら気づけたってことです。

いつも大切なことは天海春香が気付かさせてくれる。天海春香のことを考えていると、自然とネガティブな気持ちから開放され、狭い視野の中で見落としてたものを見つけさせてくれる。

いや、こんな理由を並べる必要はないかもしれない。

以前の発言の繰り返しになるが、他人がどう言おうと、間違いなく俺はこの幻想を愛している。

それだけが確かならば俺はやっていける。

 

さて、2017年度、社会人生活2年目。

デカい花火をブチ上げて、ブッ飛んだパーティを始めようぜ。

そして天海春香さん、誕生日おめでとう。