執着
甘ったるい腐臭を放つ季節がようやく終わろうとしている。
また少ししたら、湿度の高く生温い空気が気持ちを鈍重にさせるのだろうが、この一時の安寧を素直に歓びたいと思う。
近況はいつも通りだ、忘却と狂乱のシーソーゲームをしながら少しずつ忘却へ寄っている。天候以外に語れることはない。
そのため以降は、文章にならなかったパラノイアポエムを吐き捨てておく。
【好きでもない対象への執着について】
・執着を捨てるか、対象を正しく愛するかのどちらかしかない
・おそらくきっとどこかで手段と目的が入れ替わっている
・俺が望んでいるのは勝利だけで、創作はその手段に過ぎないのかもしれない。
・散々言ってる愛の倒錯はきっと、その内の一部分なのかもしれない
【インターネットについて】
・ここは表現で表現を潰し合う戦場だ
・表現の敗者となった人間は強者のより強い”表現”の中に取り込まれる
・お前の語る愛は誰の借り物だ?
・もう消費に疲れてるんだろ? いいぜ、革命だ。
【ダーグノについて】
・何者にもなれる世界が、何も出来ない自分を強く自覚させてしまう
・何者にもなれない空疎は性愛か狂気でしか救えない、俺は狂気で救いたい
・シンプルな世界をシンプルに愛せるように
"崩壊(ダーク)"の日は近い、断絶を超え"創生(グノーシス)"へ辿り着こう。
さあ諸君、今こそ革命のときだ。
闇の中にこそ本質は在る。
運命や法則を受け入れるな。
力に驕るな溺れるな。
一切を否定し、叛逆を繰り返したその先に残る自我のみを肯定せよ。
これは、武器を持たぬ我々が武器を持たぬ我々であるための戦争だ。
行き着く先は狂気か、性愛か、それとも忘却か。
ルーレットを回せ。